■心の悩み本当の原因とは


悩みの根本原因を解消する『問題解決型』の心理カウンセリングをご提供しています。


 

◆過去と向き合うことが必要だと思っている。

◆ただ会話をしたりアドバイスを貰うだけでは、しんどくて辛い。

◆今の状況に限界を感じている。

◆親に期待しても辛くなるだけでわかってもらえない。。。

 

「自分を変えたい」「ラクになりたい」

実は、多くの人が心の中で感じていることなのです。

「自分は変われない」と思うのは、変われないアプローチをしているからです。

 

  

悩み事や解決したいこと、幼い頃から今日までのことなど詳しくお話をお聴きします。

そして悩みをつくりだす根本原因をクライアントさまと一緒に探しながら、心の悩みや心的トラウマを一つ一つ丁寧に解消していきます。

 

人の心にも恒常性(今の状態を維持しようとする力)があると言われています。
急激な変化は心に負担をかけ過ぎるだけでなく元に戻す力が働いてしまいます。

心も体もできるだけ自然に変化を受け入れられるように複数回のカウンセリングを計画的に進めていきます。

そうすることで無理せず、効果的に問題解決を進めていきます。

 

 

根本原因を特定して解決することで苦しさや悩みの原因が減っていきます。


間違えた思い込みから離れられると、ものの受け取り方や考え方、捉え方が変化しします。

生活環境や仕事、人間関係を変えなくてもラクに行動することができます。

  

予防・対応策、心配や不安をかかえる日々とさよならできたという声もいただいています。 

  

 

 


こころの悩みの根本原因は自分の中にあります


24つの間違えた思い込み(禁止令、禁止令決断、リミッティングビリーフ、スキーマなどと呼ばれているもの)

 

 

●以下に、心理療法の対象となりうる代表的な24つの間違えた思い込み(禁止令、禁止令決断、リミッティングビリーフ、スキーマなどと呼ばれているもの)と、それに影響を受けている可能性が高い悩みや間違えた思い込みをみにつけやすい幼少期の体験を示します。

 

●個人カウンセリングを受けてを判断する際の参考にして下さい。パーソナリティ障害等は除いています。

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 存在するな(私はこの世に存在してはいけない。生きる価値がない存在だと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み】

  • 「死にたい」と思うことがある
  • 自殺未遂
  • どこかに消えていなくなってしまいたいと思う
  • 自分が死ぬ空想をする
  • 人を殺したくなる、人の死を期待する(「死ねばいいのに・・・」)
  • 事故や大きな怪我を何度も繰り返す
  • 自分の存在には価値がないと思う
  • うつ、抑うつ状態
  • 摂食障害
  • リストカット
  • 見捨てられ不安
  • 依存症(アルコール、薬物、ヘビースモーカー等)

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親から「お前はいらない子だ」「私が不幸なのはお前のせいだ」等と言われた
  • 親からの虐待
  • 親の不幸をまるで子どもの側にあるように感じさせる態度や言動
  • 親の無視、無関心
  • 性的、身体的、精神的虐待
  • 親の自殺、他人の死を喜ぶような態度
  • 投げやりな生き方をする親を見て育った
  • いじめ

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 健康であるな(健康であってはいけない・病気になんてならないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • しばしば健康への無関心から、あるいは過剰に気にすることで健康を損なう
  • 身体に特別悪いところがあるわけでもないのに、よく病気になる
  • ストレスや不安など、イヤなことがあると熱が出る・お腹がいたくなる・下痢をするなど
  • 大事なときに限って体調を崩したり、怪我をする
  • 病気の時だけは人に甘えてもいい感じがする
  • 人からの注目や愛情が不足して寂しくなると、病気になったり、怪我をする
  • 医者から「どこも身体に悪いところはない」と言われたのに、実際に体調が悪い
  • 病気を治したいのに治らない
  • 慢性的な体調不良、全身のだるさ
  • つねにどこか具合が悪い

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 子どもの頃、病気の時だけ優しくしてもらえたり、気にかけてもらえた
  • 身体の不調を訴えると、学校や仕事など嫌なことを避けられた
  • 病気になると「もっと勉強しろ」などと嫌なこと言われずに済んだ
  • 幼い頃、親が病弱で寝込んでいたり、何度も入院する姿を見て育った

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 信頼するな(人を信用してはいけない、あるいは人を疑ってはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 人を信頼できない
  • 「やっぱり自分しか信じられない」と思う
  • 人に仕事を任せられない
  • 人に騙されやすいと感じる
  • 人を信用するという意味、感覚がわからない
  • 人との距離感がわからない
  • 嫉妬心が強い(パートナーを疑っているから)
  • グループ内で自分の悪口を言われているような気がする
  • 「人を信用しなくてはならない」「人を信用したい」という想いが強過ぎる
  • 「信用できる人探し」をしている
  • 信用できない人、嫌いな人に近づいては、裏切られる経験を繰り返す

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親が「あとでね」「こんどね」と言うが約束を守ってくれなくて傷ついた
  • 親が、普段は優しいのに急に怒って体罰を加えるといったように、態度を突然変える人だったので、安心して信用できなかった
  • 親の態度が家の中と外で別人だった
  • 親から裏切られた経験がある
  • 親から無条件の愛を与えられなかった
  • 「人を信じてはいけない」と言われて育った

   

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 重要であるな(何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値がないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 自分に自信がない
  • 自信をつけるために何かをするが自信がつかない
  • ちょっとでも失敗と感じると、すぐに「私はダメ」と落ち込んでしまう
  • やる前から「自分はできない」と思ってしまう
  • 上司やリーダーなどの責任ある立場を任されると緊張し、本来の力を発揮できない、パニックになる
  • ちゃんとやらないと評価されない、認められないと思っている
  • 人前で緊張する自分が恥ずかしいと感じる
  • 失敗を過剰に恐れる
  • 人からの評価、人からどう思われるかが気になる
  • 劣等感が強い
  • (自信がないから)人の意見に流される。言いたいことが言えない
  • 言い訳(正当化)が多い
  • プライドが異常に高い
  • 自分のすごさをアピールする
  • 高級品や高いステータスにこだわる
  • 自分を他人と比較して、過剰に勝ち負けにこだわる
  • 人からの批判、叱責に対して過剰反応する(不機嫌になる、落ち込む、攻撃で返す)
  • 「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない
  • 人からほめられても素直に受け取れない
  • 自分のことが好きになれない
  • 自分のためにお金を使えない

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親の生き方や接し方から「重要でなければ生きている価値がない」と感じていた。
  • 「お前はダメだ」「お前にそんな難しいことができるわけがない」等と言われ、親から否定ばかりされていた
  • いつも怒られてばかりいた
  • 自己主張が許されなかった
  • 何かができたときだけほめてもらえた
  • ちょっと褒めても、その続きで「もっとできるよね」「こうすればいいよ」とアドバイスばかりで「今のお前はダメだ」というメッセージを受け取っていた
  • 自分以外の他の兄弟、姉妹だけが可愛いがられた
  • いつも上から抑え付けられていて、自己主張を許されなかった。
  • 親が自分の話しを聞いてくれなかった
  • 親から「もっと人のことを考えろ」と言われてばかりいた

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 正気であるな(正気であってはいけない、狂わないとやっていけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 気がおかしくなりそうになることがある
  • (無意識に)自分で自分を追い詰めて、気を狂わせようとする
  • 自分や他人に対して憎しみや復讐心を持っている
  • 自分を狂わせてしまうほどの絶望的な悲しみや恐れを隠すために憎しみを持ち、自他を傷つける
  • 「変わっていなければいけない」と感じる
  • わざと変わった行動や発言をして、注目を集める。
  • 「あなたは変わっている」「あなたは変だ」と言われるとニヤリ嬉しい
  • 人を従わせたいとき、従ってくれない時に暴れたり、叫んだりして周りをコントロールしようとする
  • 「私は人と違っている、どこか変わっている」と感じている
  • 性的に変わった趣味を持っていたり、「自分は変態ではないか」と思うことがある
  • 動物を虐待したり、殺したくなる。または、実際にやっている
  • 人がやらないような職業に就く
  • 統合失調症などの精神疾患を持つ両親の子どもが、本人は精神病でもないのに、精神病患者と同じように現実を歪曲して認識したり、おかしな発言や行動をする
  • ことさらに普通に振る舞っている感覚(「私はスーパーノーマルです」)

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 頭がおかしいかのような発言や行動をしたときに、人からほめられたり、注目してもらえた
  • 統合失調症等の精神疾患を持つ親や親戚の真似をしても誰からも直されなかった
  • 親からの虐待
  • 子供の頃に異常に厳格な方法で扱われた
  • 両親から愛してもらえない事実に直面して気が狂いそうになるほどの絶望的な悲しみ、恐れを感じ、そうした絶望的な悲しみや恐れを感じなくても済むように、自分や他人に対して憎しみを持つようになった(「私はいたって普通だ。お前は私の気をおかしくさせる気か!」)

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 近づくな(人に近づいてはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 人との距離感がわからない
  • 人に近づくのが怖い
  • 人と親密になれない。仲が良くなってくると自分の方から壁を作ってしまう
  • 本当に親しくなりたい人とは親密になれなくて、人と不適切な関係を作ってしまう
  • 人がよってこないようにしている(近づくなオーラとか)
  • 子ども、男性、女性、年上の人等、特定の人に近づけない
  • 人と一緒にいるとリラックスできない
  • 隣の人との距離が気になる
  • 人とハグができない
  • 人から触れられたり、人に触れないように気を遣う
  • 人に自分の物を触られるのが嫌、職場の電話機を共有できない
  • 人と腹を割った感情レベルの話しができない。自分の本音を言えない
  • 自分の本心を悟られないように、または、触れられたくない話題を避けるために、自分の方からずっとしゃべり続ける

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親が子どもが近づくのを避けたり、嫌がったので、「近づくな」というメッセージとして受け取った
  • 安心して親に近づくことができなかった
  • 子どもの頃、「親が怖い、機嫌が急変しやすい、何を考えているかわからない、自分に無関心」といったような理由で、親に安心して近づけなかった
  • 親からの虐待
  • いじめを受けて「こんな目に遭うのなら、人に近づくのを止めよう」と心に決めた
  • 子どもの頃に親や親しみを感じていた人と死に別れて「近づいたところで、何になるんだ、どうせ死んでいなくなってしまうんだから」と、二度と人には近づかないでおこうと心に決めた
  • 子どもの頃、親からスキンシップ(身体に触れるコミュニケーション)を与えられなかった
  • 親が親しい人付き合いをしない人だった
  • 親から「○○君とは遊ぶな」「○○の職業の人とは付き合うな」「金持ちは悪人だ」等と言い聞かされ、特定の人に近づけなくなった

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 愛着を感じるな(愛着(愛情)を感じてはいけないと思い込み、愛着(愛情)を回避したり、恐怖を感じたりする)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 見捨てられ不安
  • 愛着そのものに居心地の悪さを感じる
  • 人に抱きしめられたり優しくされると吐き気がする
  • 愛情のぬくもり、温かさを感じられない
  • 自分の子どもに愛情が全く沸かない、愛おしさを感じない
  • 理想の人と出会えたと思うと、その人に見捨てられるのが怖くて攻撃してしまう
  • 愛されているという感覚がない
  • 相手の愛情を疑ってしまう
  • 人を愛するのが恐い
  • 「私のことを愛してくれる人なんかいない」と思っている
  • どうせ私は誰からも愛されないと決めている
  • 嫉妬心、独占欲が強い
  • 目に見えない愛情を信じない代わりに、電話やメールの回数、プレゼントの金額等、目に見えるものにだけ頼って愛情のありなしを判断し、そうしたものを執拗に追い求める
  • パートナーに連絡をして、すぐに返事が来ないとものすごく不安になったり恐怖を感じる
  • 連絡が取れるまで何度も電話したり、連続でメールを送ったりすることを止められない
  • 「あれをしてくれない。これをしてくれない(だから愛してくれていない)」と執拗に訴える
  • 「まだ欲しい。いつまでも欲しい」と求め続けて、それでいて決して満足しない(応じないとリストカットしたり、自殺をほのめかすことも・・・)
  • 配偶者や恋人への暴力(男女とも)
  • 所有欲がつよく人も物も手に入れないと満足しない
  • 対人恐怖症
  • 摂食障害

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • とても幼い頃に、親から欲しい愛情を与えられなかった
  • とても幼い頃に、親との間に安心感を感じられなかった
  • とても幼い頃に、愛情を求めたら拒絶された
  • とても幼い頃に、親から放置、無視をされた
  • とても幼い頃に、親から虐待された
  • とても幼い頃に、親からだっこしてもらえなかった
  • だっこしない子育てを受けた

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 属するな(集団に属してはいけない、集団には居場所がないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 集団の中で孤立感や疎外感を感じて溶け込めない
  • 教室や職場で自分だけが浮いている感じがする
  • 組織の中で所属感がなく、「ここは自分の居るべき場所ではない」「自分だけよそ者だ」と感じる
  • 団体行動が苦手
  • いくつものグループに参加しているが、どこも深い付き合いにはならない
  • 集団の中で、他の人たちと同じように考えたり、行動したりできない
  • 組織に不平、不満を持ちやすい(なぜなら、集団内で居心地が良くないから)
  • 理想の家族やグループを探し求めている

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 子どもの頃に、家族の中の役割がなかった
  • 子どもの頃に、家族と離れて育った
  • 子どもの頃に、家族がバラバラだった
  • 子どもの頃に海外や良い家柄、貧乏な家庭に育ったために、「自分は他のみんなとは違う」と感じながら育った
  • 学校でいじめを受けたり、仲間はずれになった
  • 親が人の輪や組織、団体などに加わらない人だった
  • 親から会社や町内会などの集団の悪口ばかり聞かされた
  • 親から「団体に入るな」「集団には関るとロクなことがない」と言われていた

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 子供であるな(我慢していれば自分の順番が回ってくる、人に甘えたり迷惑をかけてはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 「かわいそう」と感じると、放っておけない
  • 人の面倒を見すぎて疲れてしまう
  • 人に気を使いすぎる
  • 自分の気持ちよりも人の気持ちを優先してしまう
  • 「ああしろ、こうしろ」と、人に対して指示的、支配的になってしまう(親的な立場を取りたがる)
  • 何でも率先してやらなければ気がすまない
  • 本当は自分が面倒を見て欲しいのに、人の面倒をみる役回りになってしまう
  • かわいそうな人に過度に同情的(カウンセラー、セラピスト、介護士、看護師、福祉関係者等)
  • 誰からも気に入られたい気持ちが強く、人からどう思われるかが気になる
  • 誰に対しても常に「いい子」「いい人」「ちゃんとした人」であろうとする
  • 人に合わせて本心でないことを言ってしまう
  • わがままを言えない
  • 人に甘えられない
  • 感情表現が苦手で、喜怒哀楽の感情を自然に表現できない
  • 「欲しい/いらない」「好き/嫌い」といった意思表示ができない
  • 人前ではしゃげない
  • 子どもや子どもっぽい人が苦手で、見ているとイライラする
  • パニック症(広場恐怖、パニック発作、予期不安)
  • 全般性不安障害
  • きちんとできないとイライラして当たってしまう
  • 対人恐怖症

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • いい子でいると親が喜んだ
  • わがままを言うと親が困った
  • 親を困らせないように我慢していた
  • 母子(父子)家庭で家事や家のことは自分の役割だった
  • 親がアルコール依存症でいつも、大丈夫か気にかけていた
  • 親のしつけが厳しかった
  • 両親とも真面目で、いつもきちっとした人だった
  • 親から過度な期待をかけられた
  • 親から「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と言われて、甘えさせてもらえなかった
  • 親から「泣くのは赤ちゃんだけよ」等と言われ、子どもっぽい振る舞いを許されなかった
  • 自由や楽しみ、子どもらしい活動を禁止されていた
  • いつも「良い子」でいることで、親から愛されようとした
  • 子どもの頃に父(母)親を亡くし、「自分がしっかりしなくては」「自分が残りの家族の面倒を見よう」と決断した
  • 両親のケンカが絶えず、それを見るたびに「自分が何とかしなければ」と思っていた
  • いつも親が大変そう(忙しそう)にしていて、「自分だけ遊んでいてはいけない」「自分もシッカリしないといけない」と感じていた
  • うつ状態の親を喜ばせようとしたり、子どもの頃から親の感情の面倒をみて、「自分が親を幸せにしてあげよう」と決断した

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 欲しがるな(欲しがってはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 家族の服は買えるが自分の服だけはなかなか買えない
  • 自分のためにお金を使えない
  • カウンセラーがカウンセリング料金を決められない(欲しいと表現できない)
  • 人を優先して考える「家族のため」「親のため」と考えて自分を含めない。
  • 人に頼みごとができない、頼んだ後、罪悪感を感じる
  • 自分が欲しいものを「欲しい」と言えない
  • 「どうしたいの?」と聞かれても答えられない。「何でもいい」と答えてしまう
  • 自分の欲求を明確にしない
  • 自分の欲しい物を選べない
  • 自分の欲しいものがわからない
  • 外食でメニューを選べない、選んでもまた迷う
  • 自分の欲求を素直に出している人を見るとイライラする

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と言われて、いつもがまんをさせられた
  • 親のため、家庭の事情のために、欲しいものを我慢しなくてはならなかった
  • 両親から「欲しい、欲しいといってはいけない」「がまんするのは良いことだ」としつけられた
  • 「あなたが食べなさい、お母さんはいい(要らない)から」と親がいつも自分は我慢して与える人だった
  • 両親が自分の欲求を口に出せない人だった

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • お前であるな(ありのままの自分ではいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 誰かのようでないといけないと感じる
  • 「ありのままの自分ではダメ」と思っている
  • 「親が望むような自分でないといけない」と感じる
  • 「自分もお母さん(お父さん)の様でないといけない」と感じる(お父さん・兄弟姉妹などの場合も)勉強や運動、能力、性格など特定の面についての場合もある
  • 劣等感が強い(誰かと比べている)
  • 「お母さんみたいな”容姿”でないといけない」と感じる(姉妹やいとこ、モデル、芸能人などの場合も)特に、摂食障害の女性。
  • 他人がほめられているのを見たり、聞いたりすると嫌な気分がする
  • 過剰な競争心
  • 自分は何かが違うような気がする
  • 理由なく自分に罪悪感を感じる
  • 対人恐怖症

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親から、いつも他の誰かと比べられて自分は否定された
  • 親が他の兄弟、姉妹、他の子ばかりを可愛いがった
  • 「だからお前はダメ」といったように、親から自分自身を否定された
  • 何でもきちっとしている模範的な母親(父親)を見て育ち、「自分も女(男)として母親(父親)のようでなければならない」と思い込んだ
  • 容姿や服装等の見た目に関して口うるさい親に育てられた。特に、摂食障害の女性(女の子)

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • お前の性であるな(女性(男性)であってはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 男らしさや女らしさを意識しすぎる
  • 職場で(女性が)男性ばかりと言い争ったり、男性のダメなところばかりが目立つ
  • 職場で異性にやられたら、必ずやり返す
  • 職場で(女性が)「男には絶対に負けない!」「女だからってナメるなよ!」という気持ちが強く、意地になって働く。
  • 職場で女性が(男性の)自分よりも上の立場に昇進して、負けた気がしたりやる気をなくして鬱になった
  • 異性と近づくことに違和感を感じる
  • (女性が)女性らしい格好をしない(スカートを履かない、女性らしい色の服装をしない、短髪、化粧をしない)
  • (女性が)ことさらに女性らしい格好にこだわる
  • 「女らしさ」「男らしさ」という言葉に過敏に反応する
  • 同性に対して批判的、攻撃的になる
  • 生きていて何か違う感じがする
  • 月経前症候群(PMS:Pre-Menstrual Syndrome)
  • 月経不順、生理痛、不正出血
  • 不妊
  • 更年期障害

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親から「お前は異性に生まれてきて欲しかった」「男(女)の子だったから、お父さん、お母さんはガッカリした」等と言われた
  • 小さい頃、可愛いからといって(男なのに)女の子の格好ばかりをさせられていた
  • 姉妹で、姉はお母さんと遊んだりお手伝いをして、私は父親とキャッチボールやサッカーをして遊ぶ役割だった
  • オチンチンを触っていたら「汚いから触るな」と咎められて「男の自分は汚い」と思うようになった
  • 親が異性の兄弟、姉妹ばかりを可愛いがった
  • 親から「お前みたいな性格は異性に向いている」と言われた
  • (女の子が)「男の子には負けるな」「女に生まれたら損」「女は勉強や仕事をしなくていい」「女はお嫁さんになるのが一番の幸せ」などと母親から言い聞かされた
  • (男の子が)「男は可愛くないからダメ」「男はやさしくないからダメ」等と言い聞かされた
  • 性的虐待を受けた(「私が女だからこんな目に遭うんだ・・・」)

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 離れるな(親からはなれてはいけない、離れると悪いことが起きる、危ないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 親離れできない(「私が離れると、お母さんが寂しさから病気になって死んでしまいそう・・・」)
  • 親離れが恐い(私一人では生きていく自信がもてない)
  • 独り暮らしができない
  • 親から離れることに罪悪感を感じる
  • 用事が済んだらまっすぐ家に帰らないといけないと思ってしまう
  • 旅行や外出先で親が一緒にいないと不安になる
  • 旅行や外出先で親が一緒にいないときだけ自由に感じる
  • 離れると親に攻撃されそうで恐い
  • 摂食障害が治らない(私の病気が治ってしまうと、母親から離れなくてはならない)
  • 分離不安障害
  • パートナーと常に一緒で離れるのが怖い(悪いことが起こると感じたり、一人では生きていけないと感じる)

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 子どもの頃、離れると親が体調を崩したりして心配で離れられなかった
  • 子どもの世話だけが生きがいで、子どもを手元から放したくない母親から、「お前がいなくなるとお母さんは・・・」と言ったようなメッセージを与えられてきた
  • 心配性で過保護、過干渉な親から「私から離れると危険だよ」というメッセージを与えられてきた

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 見えるな(見えてはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 周りのみんなと同じでないといけないと感じる
  • 出っ張っても目立つし、ダメすぎても目立つからどっちもダメな気がする
  • 対人恐怖症
  • 存在感を示したり、目立ったりするのが苦手、恐い
  • 自己主張ができない
  • 自分が目立っていないかが気になる
  • 他の人がしていることが気になる
  • (目立つので)好みの服を買えない。買っても着れない
  • 大きな声を出せない(「声が小さい」と人から言われる)
  • 目立ったり、注目を集めるのが怖い

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • すぐに暴力を振るう、いつも大声で怒鳴る等、とても恐い親だったので、親に見つかって怒られないように、いつも隠れて目立たないようにしていた
  • 人から見える存在だと叩かれるので、隠れるようにしていた
  • 親から「目立ってはいけない」「出る杭は打たれる」等と言われて育った
  • 親が目立たない人だったので、それを見て「自分も目立たない方がいい」と思い込んだ
  • 親が目立つ人だったので、それを見て「自分は目立たない方がいい」と思い込んだ

  

【禁止令・間違えた思い込み】

  • するな(自分の人生を生きるな)(自由に行動してはいけない(自分の人生を生きてはいけない)と思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 失敗したらどうしたらいいのかわからないので、怖くて失敗できないから動けない
  • 自分の考えや意見を言ったり、言おうとするとドキドキする、体がこわばる
  • 自分の考えで行動しようとすると、恐怖を感じる、身体が固くなる、心臓がドキドキする
  • 自分から行動することが怖くて、やりたいことができない
  • 人からの許しやOKがないと、できない
  • 不安なので「これでいいですか?」と他人に行動の許可を求めたくなる
  • やりたいことが見つからない(なぜなら、やりたいことをさせてもらったことがないので、「やりたい」という気持ちを抑圧している)
  • 自由にすると罪悪感を感じる
  • 頭では考えるけれども(計画はするけれども)、実際にはやらない
  • 考えるばかりで、結論を出せない
  • やらない言い訳、できない言い訳が多い
  • 優柔不断
  • 心配性
  • やる前から「自分にはできない」と思ってしまう
  • 仕事の着手が遅い
  • いいたいことが言えないので、人に合わせてしまう
  • ハッキリと断れない、イヤと言えない
  • 強迫性障害(不潔強迫、確認行為、加害恐怖、被害恐怖、自殺恐怖、疾病恐怖、縁起恐怖、不完全恐怖、保存強迫、数唱強迫)
  • ひきこもり

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 心配性で、過保護、過干渉の親が、忘れ物はないか確認してくれていたり、危ないからと刃物をつかうことを代わりにやってくれたり、勉強で間違えているところを見つけて復習をてつだってくれたりと、細かいところまで面倒をみて育てられた。ほとんど失敗をして傷つく経験していないのでリカバリー方法を身に付けず育った
  • 同様の養育スタイルから、自分がやるよりも親にやってもらう方が楽で安心なので自分から何もしなくなった
  • 心配性で、過保護、過干渉の親に「あなたは私がいないと何もできない、失敗する」と言われて育った
  • 心配性で、過保護、過干渉の親に育てられたために「自分がすることで、正しいことや安全なことは一つもない」「もう自分で考えるのは面倒だから止めてしまおう」と思い込み、いつも何かを指示してくれる人を見つけるようになった
  • 「ああしろ、こうしろ」と指示的で支配的な親に育てられたために自立性を失い「私は考えてはいけない」「私が考えると間違う」と思うようになった
  • 親が恐怖心が強く、行動をしない人だった
  • 「一度失敗すると取り返しがつかないよ」「失敗しないようにしなさい」と言われて育った
  • 失敗すると責められた
  • 上手くできてもほめられなかった
  • いじめや虐待を受けたことがある

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 成功を感じるな(成功を感じてはいけない、まだ成し遂げていないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 何をやっても、どれだけやっても達成感がない。
  • 「まだまだ、もっともっと」と感じる
  • 今、自分ができている事に気が付いていない
  • 次々にやるべき事が出てくる
  • つねに「やるべきこと」をたくさん抱えている
  • やりすぎて失敗する(身体を壊して身も蓋もない)
  • 次々やろうとして、転職を繰り返す。事業を拡大しすぎる(「まだ、まだ」「もっと、もっと」)
  • 頑張りが過ぎるが、もっと頑張ろうとする
  • ワーカーホリック(仕事中毒)

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 親から次々に課題を与えられて育った
  • 子どもの頃、常に「まだ、まだ」「もっと、もっと」「そんなんじゃダメだ」等と言われ育ち、成功体験や達成感を味わった経験がない
  • 親からほめてもらったことがない
  • 親から期待されずに育った

 

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 成し遂げるな(成し遂げられない、自分は中途半端だと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • いつも、やりかけのものに囲まれている
  • あと一歩のところでいつも失敗し、最後までやり遂げられない
  • 成功の一歩手前で人に手柄を譲ってしまう
  • 「成功してはいけない」と感じる(なぜなら、「成功すると嫌われる、妬まれる、人が離れていく」)
  • 何かを達成しても、そのことを人に言えない(なぜなら、「成功すると嫌われる、妬まれる、人が離れていく」)
  • なぜか、途中で止めてしまう。途中で止めたくなる
  • 成し遂げると(失敗しないと)、寂しくなる。悲しくなる(なぜなら、「振り向いてもらえない」)
  • 飽きっぽい
  • 自分には成し遂げられない(できない)と思っている

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 完全主義の親から「お前は何一つできない」と言われて育った
  • 失敗ばかりを取り上げて非難された
  • 成功して目立ったらイジメにあった
  • 成し遂げたときに、親が寂しそうにした(「親の役割を取ってはいけない」と感じた)
  • 失敗したときだけ、親が自分の方を振り向いてくれた、嬉しそうに面倒をみてくれた
  • 成し遂げたときに、親(親友)が離れていった。遊んでくれなくなった
  • 親と遊んでいてで勝ったら、親に嫌われた。親の機嫌が悪くなった
  • 親から「成功すると人に妬まれるからいけない」等と言い聞かされた

 

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 成長するな(成長しないほうがいい、大人になんてなりたくないと決めている)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 職場で周りの人が年下でも、みんな自分より年上や大人にみえて自分は幼く感じる
  • 「(私はまだ子どもだから、)できない」と思ってしまう
  • 「依存的で、自分で解決しようとしない」「自分の力で深く考えられない」「最後までやり遂げられない」「大事なところでよく失敗する」「いつも時間に遅れる」「うっかりミスを繰り返す」等、「できない人」の立場を取る
  • 義務感や使命感が希薄(「昇進する」「リーダーになる」等、責任ある立場を任されるのが苦手)
  • 自分のことしか考えていない
  • 笑ってごまかす(できない事、失敗した事を楽しそうに話す)
  • 甘えん坊キャラ(失敗しても許される)
  • 些細なことでよく口ゲンカをする(子どものような心理状態にいることが多いので)
  • 容姿や振る舞い等が実際の年齢よりも幼い
  • 子どもや子どもっぽい人を見ているとイライラする(子どもがライバル)
  • 男性のロリータ・コンプレックス、女性のファーザー・コンプレックス

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 過保護、過干渉の親に育てられた
  • 子どもっぽい振る舞いをしたときだけ「子どもらしくてかわいいね」と条件付きで可愛いがられた
  • 自分が無力で何もできないと、親が喜んだ
  • 親が成長する自分を嫌がった
  • 「お前はまだ小さいから」と親が代わりに何でもしてくれた
  • 弟や妹を可愛がる姿を見て成長しない方が可愛がられると感じた
  • 親がいつまでも小さい頃の話ばかりをする(「あの頃は可愛かったねえ・・・」)
  • 何かをしようとすると、「子どものくせに・・・」と否定された
  • 子どもの頃、親から何の期待もされずに育った
  • 子どもの頃、両親からまったく可愛いがられなかった
  • 性的、肉体的虐待を受けた
  • 親から「大人は大変だ」と聞かされてきた
  • 子どもの頃に母親が父親に依存している姿を見て育った

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • セクシーであるな(セクシーになってはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • セックスに対して嫌悪感や罪悪感を感じる。セックスをすると咳や涙が出る
  • セックスが怖い
  • セックスをしてあげている感じがする(自分が楽しめないので、相手が体目的のように感じてしまう)
  • セクシーな女性に対して嫌悪感を感じる
  • 服を選ぶときにイヤラシク見えないかどうかが気になる
  • 下ネタを異常に嫌う
  • 過剰にセクシーな格好をする
  • セックスについて無関心、無頓着、無防備(たとえば、避妊しない。自分が女性として性的な対象として見られている意識がなく、誘われたらすぐについて行く等)

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 身体的に成長してセクシーになっていく娘に対して恐れを感じた父親が、娘から距離を作り、娘は「セクシーになると父親から愛されなくなる」と思い込んだ
  • 初潮を迎えた私を見て母親が困惑した
  • 親の性的ないやらしい言葉や態度に嫌悪感を感じた
  • 家庭内で性的な話題はタブーだった
  • 性的虐待、レイプ(「自分がセクシーだからこんな痛い目に遭ったのだ」)
  • 父親がアダルト動画をみているのを目撃して気持ち悪さを感じた

 

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 「考えるな」「それについて考えるな」「お前が考えることは考えるな、私が考えることを考えろ」
  • (考えてはいけない、自分が考えたいように考えてはいけない、特定のことについて考えてはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 考えようとすると混乱する
  • 考えを聞かれると頭が真っ白になる、頭の中が固まる
  • 考えようとすると感情的になったり、キレる
  • 自分の意見がない
  • 自分で決められない
  • 考えることを後回しにする
  • 特定のこと(お金、遊び、仕事、セックス等)について考えられない
  • 「私は考えるのが苦手」「私は頭が悪い」と思っている

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • なんでも自分の代わりに親が考えてくれていた
  • 「ああしろ、こうしろ」と指示的で支配的な親に育てられた
  • 「あなたは私の言う通りにさえしていればいいのよ」「お前は私の言う通りにしないと失敗するよ」というタイプの親だった
  • 自分で考えたことに対して、親が否定的、批判的だった
  • 自分の考えを馬鹿にされたり、笑われたりした
  • 「○○(お金、遊び、セックスなど)のことは考えてはいけない」と言われた
  • 感情的になりやすい親だった
  • 親が考えない人、考えられない人だった

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 楽しむな(楽しんではいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 先にやるべきことをやらないと楽しんではいけない気がする
  • 何をしても楽しくない、面白くない
  • 何かをする時に、必ずするべき理由を見つけ出す
  • 心から楽しいと思ったことがない
  • 好きなことややりたいことがわからない
  • いつも楽しい事を探している
  • 楽しいことをやってはいけないと感じる
  • 楽しんだ後に罪悪感を感じる
  • 感動しない、興奮しない
  • 喜ばない
  • 「ラクをしてはいけない」「人生は苦しいものだ」と思っている
  • わざわざ苦労をして、やりがいを感じる
  • 睡眠障害

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 「自分だけ楽しんではいけない」と思った(なぜなら、「親に悪いから」)
  • 両親のうち少なくともどちらか一人が人生を楽しまない人だった
  • 「調子に乗って喜んではいけない」と親から言われた

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 感謝するな(感謝をしてはいけない、不信、警戒、疑念、恨みをもたないといけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 「してもらっていないこと」「足りないこと」「満たされていないこと」ばかりを訴える
  • 「ありがとう」と言ったり、感謝の気持ちを感じてはいけない気がする
  • 人に対する感謝の気持ち「ありがとう」という気持ちを感じられない
  • 人から「やってもらっていること」に気がついていない
  • 心から感謝の気持ちを感じているわけではないのに、ことさらに「ありがとう」を連発する

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 人に対して不信や警戒、疑念や恨みを持つことを教えられてきた
  • 家族の中で、親から「ありがとう」と言われて感謝されたことがない
  • 親が「ありがとう」を言ったり、人に対して感謝をしない人だった

  

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • 「感じるな」「お前が感じるようには感じるな、私が感じるように感じろ」「特定の感覚、感情を感じるな」
  • (感じてはいけない、自分が感じたいように感じてはいけない、特定の感覚、感情について感じてはいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 自分の感情がわからない
  • 「怒り」「悲しみ」「恐れ」「喜び」「幸せ」を感じない
  • 周りの人の感情に「そーだよねー」と合わせてしまう
  • 人と同じ感情を感じてしまう(同一化)
  • 思考ばかりしている
  • 周囲の出来事に対して、いつも第三者の立場で客観視している
  • 代替感情を使う(たとえば、「怖さ」を抑圧して「キレる」。「悲しみ」を抑圧して「イライラ」する。「怒り」を抑圧して「ニコニコ」する等)
  • 痛みや満腹感、空腹感、味覚(甘い、辛い)といった「感覚」を感じない
  • 摂食障害(「母親が望むように感じなければならない」と言う思い込みで自分の感情を押さえ込んでいて、食べ物を吐くことで抑えた感情を吐き出そうとして、過食と嘔吐をくりかえすケース)
  • 体になんらかの症状して現れる(病気=感情の抑圧ではない)
  • 「怒り」の抑圧 →「胃痛」「頭痛」「腰痛」「かゆみ」「耳鳴り」「からだの痛み」「脱力感」等
  • 「恐れ」の抑圧 →「何も感じなくなる」「強迫神経症(洗浄恐怖、確認恐怖等)」「強迫観念」「恐怖症」等
  • 「悲しみ」の抑圧 →「自律神経失調症」「頭痛」等

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • 感情を出したときに笑われたり怒られたりした
  • 感情を出したら親が嫌な顔をしたり、私のことを避けた
  • 親が感情的になる人を否定していた
  • 親から特定の感情を感じることを禁止されていた(「男(女)の子は泣いて(怒って)はいけません」)
  • 親のために感情を表すことをがまんした(「私が泣くと、病気のお母さんが辛くなるから」)
  • 親の感情の面倒を診てきた(母親がうつ病だったので、私はいつもニコニコして何でもないように振る舞った)
  • いつも怒ってばかりいる短気な親が怖かった(「怒ることは悪いこと」と決めた)
  • いつも怒ってばかりいる短気な親が嫌だった(「私は絶対に怒らない」と決めた)
  • いじめや虐待を受けて、あまりの辛さから、すべての感情・感覚を抑圧する(感じないようにする)ようになった
  • 両親が感情を自然に表現しない人だった
  • 両親が幸福感を感じたり、ものごとを楽しんだりしない人だった
  • 感情を出すと抑えが効かなくなる自分に恐怖を感じた

 

 

【禁止令・間違えた思い込み】

  • くつろぐな(くつろいではいけないと思い込んでいる)

【主訴・影響を受けている可能性の高い悩み

  • 暇になると不安になる
  • のんびり、だらだらできない
  • のんびりすることに罪悪感を感じる
  • くつろぐ時間を決めておかないと、くつろげない
  • 家にいてパジャマで過ごすことをだらしないと感じる
  • ソファーにゆったりと座っていられない
  • 横になって身体的に休むことはできるが、心からくつろげない
  • ついガンバリ過ぎてしまう
  • くつろいでいると、自分の居場所がないと感じる
  • (非定型ではない)定型うつ病の人(うつ病で休んでいる自分を責める。うつ病なのに休めない)
  • 肩コリ、首コリ(つねに過緊張の状態)

【影響が考えられる幼少期の体験】

  • ものごごろついた頃から頑張っているのが当たり前だった
  • くつろいだり、ダラダラしていると怒られた(「ダラダラしてないで、ちゃんと勉強しなさい」等)
  • 「自分だけくつろいではいけない」と思った(なぜなら、「大変そうにしている親に悪いから」等)
  • 両親がくつろいだり、ダラダラしない人だった(「平日は仕事、週末もずっと家事で働きずくめの母親」)
  • 親からの汚染(「努力の先に栄光あり」「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」等)

 



↓ちょっと長いです(^^;

僕たちはこの世に誕生してから、中学生ぐらいまでの間に、「男(女)とはこうあるべき」「勉強はきちんとしなければ行けない」「人には親切にしなければいけない」「目があったら挨拶をしなければいけない」といったような「〜してはいけない」
「〜べき」「〜ねばならない」といったことを体験から学習して、決断し自分の中に取り込んでいきます。

 

そのほとんどを親(養育者)との関わりの中で学習して身につけていきます。


●カウンセリングで手放せる根本原因・間違えた思い込みの例

・私が存在しない方がみんなが幸せだ・私には生きる価値がない

・死んだら愛される・私は誰からも愛されない

・私はいつかは見捨てられるに決まっている・性交渉の時だけ安心できるがずっと寂しい

・私は誰かのようにならないと生きてはいけない

・他人は嘘をついたり裏切ったりするので信用できないし、怖くて心を許せない

・愛情を上手に受け取れない・愛情の意味がわからない・自傷他害

・人に認められる自分は存在していいが、認められない自分は存在価値がない。だからミスや間違いをしてはいけない。完全でなければいけない。
・他人を不快にしたり、迷惑をかけてはいけない。人に迷惑をかける自分はダメな人間だ。
・一生懸命努力しなければならない。努力をしない自分は誰からも愛されない。
・他人を不快にすると見捨てらたり見放される。
・親から離れると危ない感じがして怖くて離れられない。

・男性に負けたくない。過剰なまでに競争心や闘争心を感じる。
・弱いところを見せたり助けを求めると人に迷惑がかかる。

・何か役に立っていないと、この集団(会社やサークル、部活、クラスなど)にいてはいけない。
・正しく生きないと社会から排除される不安。
・よくも悪くも目立つと危ない感じがして過剰に緊張する・・・etc

●間違えた思い込みはカラダにも影響を与えていることがあります

カウンセリングで解消した例

カウンセリングは治療行為ではありません。変化をクライアントさんから教えていただいたものです

・過度な緊張感

・イライラが収まらない
・すぐにカッとなる

・怒りが爆発してしまう
・言いたいことはあるのに声が出ない、言葉が詰まる
・人前だと手が震えて字が書けなくなる
・頭が真っ白になる

・パニックになってしまう

・手が出る、叩きたくなる

・声を荒げてしまう

・自分を身体的に性的に傷つける

・飛行機で息苦しくなる

・車の運転をしていると気が遠くなる

・耳鳴りがおさまった

・チックがほとんど出なくなった

・衝動的にものをぶっ壊す

 

悩みの根本原因が生育歴、親の関わり方や親との相性にあることも少なくないです。

性格が出来上がっていくプロセスにその秘密が隠れています。

●僕たちは生まれてから18ヶ月ぐらいの間に、自分自身の生命そのもの価値や重要さについて決断していきます。

 

例えば、
自分は生きる価値がある存在なのかどうか。
人から愛される存在なのかどうか。
人としての価値があるのかどうか。
世の中は心を開いて安心できる場所なのか、それとも危険がいっぱいで油断したら命が危険にさらされる場所かどうか。
世の中は信頼に値するものなのかどうか。
そうした感覚です。

 

 

●その後、6歳ぐらいまでに人生の根幹になる自分そのものに対する評価や能力、人間関係について、判断し学習していきます。

 

 人と比べて優れていなけば価値がないかどうか
自分自身の性別ではいけないのか。
目立つことが危険か危険でないか、良いことか悪いことか。
あるいは思い通り自由にして良いのか。
人に頼ったり甘えて良いのか。
成功を手にして良いのか。
自分で考えたり、自分らしく感じて良いのか。
集団に受け入れられる存在なのか。
・・・etc


●取り込んだものは、心の中で蓄積され、大人になって何かをする時に「やっぱり〜べきだ」として本来の自分を抑えるような言動、人間関係をつくります。

 

 

●12〜15歳ぐらいまでに取り込んだり学習が完了し「性格」と呼ぶものができあがっていくと言われています。この中には、自分自身をどのような人間だと思っているか、世の中や社会、他人をどのように捉えるか、どのように関わるかなど多岐にわたります。

 

 

もともとは親との関わりの中でネガティブなメッセージとして与えられた「〜するな」というメッセージは、子どもにとっては絶対的な真実のように感じるようです。「〜するな」という親からのメッセージだったはずが、脳の発達も途中の幼い子どもにとって、それは絶対に間違いのない当たり前のこととして自分自身の信念や価値観となり無意識化していきます。

 

取り込んだ信念や価値観のなかでも、特に大人になってからも人生に大きく負の影響を与え、悩みの根本原因となる間違えた思い込みを禁止令決断と呼んでいます。

 

 

●そして、トラウマ体験と呼ばれるような心身に強いインパクトを与える体験による心の傷も、その後の人生に大きく影を落とす場合があります。

 

例えば、性的虐待や辛い経験をしたのち、いつのまにか自分が汚れているような、自分が汚いような感覚があり、恋愛や結婚、性交渉などを避けたり嫌悪感や罪悪感を感じる。あるいは過剰に清潔さが気になる。
 
身近な人の自死や事故死、病死などのあと、自分だけが生きていることへの申し訳なさや抑うつ感などがあり楽しんだり幸せになってはいけないような感覚を抱えている。

 

あるいは不慮の事故で人の命を奪ってしまったのち自分の人生を投げやりに生きる・・・などです。

 

 

●心理カウンセリングでは、この間違った思い込みから離れて、本来の自分を大事に、自分らしく考えたり感じたり、行動を選べるように支援していきます。またトラウマ体験で傷ついた心を癒して前を向いて生きられるように支援していきます。

 

 

 

 実際に個人カウンセリングをお受けになられた方からは

●あがり症がなくなって会社で自然にプレゼンできている。意見も言えるようになった。

●たった30分で、怖くて仕方がなかった犬を見ても何ともおもわなくて外出が楽しくなった

●記憶が過去の思い出になって、呼び起されて怖くなることがなくなった

●いつも人の視線が気になっていたけれど、今は遠慮することがなくなりました

●周りの人をみていると、自分も同じ失敗をしそうで怖かったのが、あの人たちとわたしは違うから大丈夫だと安心できるようになった

 

といったご感想をいただいています。 詳しくは→体験者の声

※広く一般で行われている、ただ悩みを聴いて共感し、慰めたり、アドバイスをするだけのセラピーやカウンセリングとは異なります。クライアントさまの心の核心に直接触れていくことで、できるだけ短期間で問題の恒久的、根本的な解決を図っています。

クライアントさま、ご自身の中に「自分を変えたい」という気持ちがあり、自らが変わることに対して積極的な姿勢で臨まれることが、効果的なカウンセリングのための前提条件となります。